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できそうでできない!二世帯リノベの設備選び
10月に入り、日中はまだまだ暑さが残っていますが、朝夕はだいぶ涼しくなりましたね。日が暮れるのも少しずつ早くなり、なんとなく寂しさを感じているRENOBEESのカデカルです、こんにちは。沖縄は少しづつ過ごしやすくなってきましたが、台風や大雨の影響で大変な思いをされている地域もあります。被害に遭われた皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。一日も早く穏やかな日常が戻りますように。
話は変わり、二世帯住宅のリノベーションでインターホンをどうするかという打合せがありました。
優先順位は「インターホンを通じて世帯間で室内通話ができること」。玄関先のインターホンは1台で、親世帯・子世帯どちらでも来客対応ができる商品です。こうした仕様自体は、普通に存在します。
リノベ前は、それぞれの世帯用として玄関子機と受話器タイプの子機があり、室内通話もできる状態でした。スマホよりも室内通話機能を重宝されていたと伺い、「完全二世帯住宅だけど、日頃からしっかりつながっている素敵な関係性だな。これは絶対優先で叶えたい!」と思っていたのですが……。今回の工事では既存の配線をそのまま利用することが難しく、予定していた商品では希望通りの構成にできないことが工事中に判明。
そこからはカタログを何度も行ったり来たり。 「これはできる。でもこの機能が使えない……」 「こっちは室内通話できるけど、この配管は無理……」 本当にカタログを熟読したし、「ワイヤレス受信機と組み合わせることはできない?」など他の商品との組み合わせも、すごく考えました。最終的には、「玄関子機は1台。親世帯には室内モニター、子世帯にはワイヤレス子機を置き、世帯間でも室内通話ができる」という商品を採用することになりました。
このワイヤレス子機をどこに置けば使いやすいかは、お施主様も一緒になってたくさん考えてくださって。 「ここなら普段も使いやすそう」 「この場所なら便利だけど、存在感を隠せるね」 「邪魔にならないね」 そんなふうに、実際に生活する人の動線も含めて一緒に考えてもらえたからこそ、無理に元の形へ戻すのではなく、今の暮らしに一番合う方法を見つけることができました。
二世帯住宅での「できそうで、意外と簡単にはできないこと」の例でいうと、電気代や水道代を世帯ごとに分けたいというご要望も多くあります。電気はそれぞれの世帯で契約や計測を分けられるケースが多いのですが、水道は既存の給水管の引き込み方やメーターの設置条件などによって、水道局との契約そのものを二世帯に分けるのが難しい場合があります。アパートなどでも請求がバラバラなので「同じように分けられそう」と思われますが、アパートの場合は、大家さんや不動産会社さんが「子メーター」で世帯ごとの使用量を確認し、それぞれに請求しています。こうしてお客様からご要望をいただくことで調べることが増え、私たちの引き出しも少しずつ増えていく。本当にありがたいなぁと感じます。
また、照明器具も好きな器具を選んで並べれば完成……というわけではありません。どこで何をするのか?どこを明るくしたいのか?逆に、どこは明るくしすぎない方が心地いいのか?照明の位置ひとつをとっても、家具の配置や動線、天井とのバランスまで見ながら考えています。ペンダントライトなら、テーブルの位置や高さとの関係もあります。カタログ上では小さな丸ひとつでも、実際の暮らしでは毎日目にする灯り。だからこそ、めちゃくちゃ考えて提案しています。家づくりって、商品を選んで並べていけば完成するものではないんだなぁと、今回のインターホン探しでも改めて実感しました。
「こう暮らしたい」というお客様の希望があって、それを実現するために考えて、実際につくる職人さんや協力業者さんにも知恵を借りて。 今回のお客様も本当に協力的で、一緒にたくさん考えてくださるので、私たちも「できるだけ希望を叶えたい!」と自然と思えます。もちろん私たちの力だけではできないことも多く、協力業者さんに相談しながら、一番良い方法を探しています。家づくりって、誰か一人だけでつくるものではないんですよね。そんなことを改めて考えながら、現場ではそれぞれ工事が進んでいます。

こちらの現場ではクロス工事も終わり、いよいよ仕上げの段階へ。照明や設備が入り、細かい仕上げが整ってくると、完成までもう少し。お客様がここで過ごす姿も、だんだん想像しやすくなってきます。

もうひとつの現場は、これから室内の大工工事が本格的にスタートします。まだ何もない空間にこれから壁ができ、部屋ができ、少しずつ間取りが見えてきます。完成直前とはまた違った面白さがあります。インターホンひとつ、照明ひとつ。小さな設備や選択の中にも、そのご家族らしい暮らし方があります。 だからこそ、「付きさえすればいい」ではなく、「どう使うのか」「どう暮らしたいのか」まで一緒に考えていきたいと思っています。
RENOBEESは “Your Dream Our Challenge” を合言葉に、“あなたらしい暮らし”をデザインだけでなく、住みごこちや想いまで大切にいたします。
「ありそうなのに、ない」そんなところから始まった今回のインターホン探し。お客様のご協力と深いご理解があって無事に答えが見つかり、私のカタログ熟読も無事に報われました(笑)。こうしてまたひとつ、私の引き出しが増えました。本日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。



